人は生まれてくる日にちや場所、両親までも選んでくる、という説があります。「この日に生まれたから、こういう運命」なのではなく、「こんな人生を生きたいから、この日を選んで生まれてきた」というものです。
例えば、終戦記念日に生まれた人が、平和の実現のために、さまざまな活動をしていたとすれば、それは単なる偶然ではなく、その人がそういう人生を選んで生まれてきたということになります。その人は、自分の“人生の設計図”通りに生きていると言えるでしょう。
維新再来の時代と言われていますが、坂本竜馬や勝海舟など、自らの使命を全うし、歴史に名を残した幕末の志士たちなどは、その最もわかりやすい例だと言えます。
この「人は自分の人生を選んで生まれてくる」というファンタジーを、あなたの人生の物語に置き換えてみた時、あなたは自分で意図した人生を送っていると言えますか? 胸を張って「はい」と言える人は、少ないのではないでしょうか。
とはいえ、何も世界を変えることだけが使命を全うすることではありません。誰もが本来もっている、“人生の設計図”―「マイ・プログラム」を生きることこそが、私達の果たすべき使命なのです。DNAに遺伝子の情報が刻まれているように、私達の人生にも、ひとりひとり違うあなただけの「マイ・プログラム」があるのです。